1986-02-13 第104回国会 衆議院 予算委員会 第9号
○小平委員 私はこの席で、かつては吉田総理、佐藤総理を初め歴代の首相に対しましてこのことを進言してきたのでありますが、結論は、ほどよく政権の交代体制を実施するためには、まず、今日の選挙制度の抜本改正を初め、これに関連する諸制度の改革が必要であろうと思うのであります。いやしくも、一国の宰相として、政権党は常に健全な反対党の存在を配慮することが必要だろうと思うのでありますが、この点、総理はいかようにお考
○小平委員 私はこの席で、かつては吉田総理、佐藤総理を初め歴代の首相に対しましてこのことを進言してきたのでありますが、結論は、ほどよく政権の交代体制を実施するためには、まず、今日の選挙制度の抜本改正を初め、これに関連する諸制度の改革が必要であろうと思うのであります。いやしくも、一国の宰相として、政権党は常に健全な反対党の存在を配慮することが必要だろうと思うのでありますが、この点、総理はいかようにお考
○小平委員 私どもの友党関係にありまするスウェーデン社民党は、四十年にわたりまして長期政権を担当いたしました。その間、福祉国家政策を大きく前進させ、功績を残しましたけれども、同時に、長期政権の弊害として、政策のマンネリ化、国民の負担増大に基づく国民の活力の喪失などに基づきまして、政権の崩壊を見たのであります。 民主政治の活性化は、党対党の政権交代から生まれる緊張感、新たな努力と工夫への決意からつくり
○小平委員 民主政治のあり方につきまして、総理大臣にお伺いいたします。 民主政治が真に活力と創造性を持つためには、党対党の間で不断の政権交代の新陳代謝が行われることが望ましいと思うのであります。残念ながら、戦後から今日に至るまで、日本の政治の実態はそうした状態をつくり出すことができませんでした。そして、それを補うものが自民党内の派閥たらい回し政権であったのであります。私は、党利党略を離れ、一人の政治家
○小平委員 今の政党内閣制からいいますと、政府と政権党である与党とは一体でなければならない。そういう意味で、与党の政調会長が極めて積極的な事前協議の話をされておるのですから、やはり一体である財政の担当の大蔵大臣は、進んでそのような事前に話し合いをするということが、絶対不可欠の要件であろうと私は思うのです。そうやっておりますれば、先般のように予算修正問題で重要な国会が三日も空白になるというようなことが
○小平委員 極めて前向きな御答弁であります。ぜひ与野党間の当面する重要課題について率直に話し合ういわゆる政策協議の場をつくっていただき、推進してもらいたいと思います。 次に、予算編成の事前協議の問題についてお伺いいたしますが、この問題も政策協議の一つの対象になるのではないかと思うのであります。これまでのように、大蔵原案ができましてから、内示直前に形ばかりの党首会談や政調、政審会長会議を開くのではナンセンス
○小平委員 まず、与野党の政策協議問題につきまして、中曽根総理大臣にお伺いいたしたいと思います。 先般の施政方針演説の中で、中曽根総理大臣は、野党との関係につきまして次のように述べておられます。「野党の皆様とも政策面における対話と相互理解を深め、重要国策の推進、円滑な国会運営、我が国政局の安定に向かって懸命の努力を行い、国民の皆様の御期待におこたえする決意であります。」また、「内閣総理大臣の諮問に
○小平忠君 このたび、私が衆議院の院議をもって永年在職議員として御丁重な表彰を賜りました。まことに身に余る光栄で、感激、これに過ぐるものはございません。(拍手) これひとえに諸先輩、同僚諸賢の並み並みならぬ御指導、御鞭撻のたまものであり、とりわけ長年にわたる郷土北海道、選挙区各位の心温かい御支援、御厚情によるものであり、この機会に改めて衷心より厚くお礼を申し上げます。(拍手) 思えば、私が本院に
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に 江崎 真澄君 大平 正芳君 河本 敏夫君 楯 兼次郎君 竹入 義勝君 を指名いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後四時四十五分散会
○小平委員長 これより理事の互選を行います。 議院運営委員会における各委員会の理事の員数及び各会派割当基準によりますと、当委員会の理事は、自由民主党三名、日本社会党一名、公明党・国民会議一名、計五名となっております。 理事の選任につきましては、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小平委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 去る十二月二十五日の本会議におきまして、不肖私、はからずも懲罰委員長に選任せられましたことは、まことに光栄に存ずる次第でございます。 申し上げるまでもなく、本委員会は、議院の秩序維持と品位並びに規律を保持し、国会の権威を一層高めるため、その課せられた任務はきわめて重大であると思います。 委員各位の御理解ある御支援
○小平(忠)委員 一昨々日に北海道の知事室で作況の指数を伺いました。それによりますと、十月四日現在で作況指数が七三%と出ております。ところがその後農林省の発表によりますと、八三%。一〇%の開きがあるのですが、この作況指数が地元の道と国の指数がこのように開きがあるのでどういう理由ですか。
○小平(忠)委員 まことに大臣の消極的な発言で、実際遺憾にたえません。と申しますのは、それは稲を刈ってしまってから行ったんではどうにもならないので、北海道も昨朝の全道的な降霜、霜によりましてまさに一斉にかまを入れるという現状でございましょう。そういう状態でありまして、現地に政務次官が行かれたことも結構ですが、われわれ参りまして、特に北海道はことし葉鞘褐変病という病気が蔓延いたしまして、穂がこのように
○小平(忠)委員 私は、民社党を代表して、冷災害問題にしぼって質問をいたしたいと思うのでありますが、私に与えられた時間は四十分でございますから、重複を避け、特に緊急かつ重要な問題に限定してお伺いしたいと思います。 本年の冷災害は、北海道、東北、関東、甲信越に及ぶ東日本全域にわたる冷害被害でございます。被害額におきましてはまさに戦後最大の冷害凶作だと思うのであります。 私も、過日本院の農林水産委員会
○小平(忠)委員 私は決して何もやってないということを申しておりません。三木総理は、政治家としてもまた議会人としても私の大先輩です。あなたが政権を担当されてから誠実に国政の処理の責任者としてやっておられることは認めるのです。しかし、このような事態はべらべらきれい事だけしゃべってそれでいいものではないのです。実行が伴わなければだめなんです。ロッキード問題にいたしましても、決して何もやっていないと私は申
○小平(忠)委員 ただいまの総理の答弁で、果たして国民はあなたが政治責任を痛感しておられると受けとめられるでしょうか。この重大なときに国会が一カ月も空転する、空白、まさに私は異常な事態であると思うのであります。昨日、わが党の同僚委員佐々木良作君がこのことをただしたのに対して、あなたは何も政治責任を痛感しているということに私は受けとめられなかったから、あえて同じことを再びお伺いしたのであります。 そこで
○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、昭和五十一年度の予算審議の最終段階に当たりまして、締めくくりの総括質問という意味で、三木総理大臣以下関係閣僚に若干の質問をいたしたいと思うのであります。 まず第一は、三木内閣の政治姿勢についてであります。 昭和五十一年度予算審議が御承知のように大幅におくれまして、四十日に及ぶ暫定予算を組んで対処せねばならぬということは、現下、不況克服、雇用安定を
○小平(忠)委員 政府予算案は、わが国が迫られている平和、福祉、公正、そして新しい国際協調を主眼とする真の政策転換を断行するに足るものではないと思うのであります。むしろ、これまでの自民党内閣がとってきました政策を惰性的に踏襲している予算案と言うべきであります。 わが党は、昭和五十年度こそ真の福祉国家を建設する出発年とするため、最低限、明年度予算を次の趣旨に基づき組み替えるべきだと確信するものであります
○小平(忠)委員 その点を確認して、ぜひ総理、善処を望む次第であります。 さらに、昨年の末、三木総理は就任早々、党首会談を持たれました。その姿勢につきましては、私は率直に評価するものであります。しかし、その中身は、まだ期待にほど遠いものがあると思うのであります。特にあなたはその際、必要に応じて何回でも持ってよろしいと述べておられましたが、いかがでしょう、政府と野党の対話をより前進させるために、党首会談
○小平(忠)委員 私は、三木総理の政権担当直後の決意が毫も変わっていないことをただいま承りました。 そこで、具体的に国民との対話を実現するためには、たくさんの方法があると思うのであります。欧米においては、三木総理も御存じのように、国民が政治や産業の意思決定に参加することが制度化されております。また、党首会談は形式的でなく、きわめて実質的かつ建設的であります。国家の外交的秘密につきましても、野党党首
○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、三木内閣の内政、外交について、重要な案件についてただいまから質問をいたしたいと思います。 三木総理は、昨年の十二月、政権担当直後の本院における所信表明演説におきまして、次のように決意を表明されました。すなわち、「国民の心を施政の根幹に据え、国民とともに歩む政治、世界とともに歩む外交、これは、政治の原点であり、政治の心であります。政治は、力の対決ではなく
○小平(忠)委員 通産大臣が率直に反省をされております点は認めるのでありますが、これは主管省として通産省の、いわゆる昨年秋以来のこの石油ショックに対する行政措置のずさんさ、その態度について、私はその責任を明確にすべきであることを申し上げたのでありますが、もちろんかかる要因は、わが国政府の中東外交の誤りに端を発していることは、いまさら申し上げるまでもないのであります。 そのような石油ショックをもろに
○小平(忠)委員 今後、このような事故が絶無だとは考えられません。どうかこのような事故がないように、また、今回のこのような問題に関しましては、外務省当局も運輸省当局も、私はこの犠牲者遺族に対しまして、補償やその処置に対して、あたたかい万全の処置をとってもらいたいと思うのであります。 同時に、このエアバスにつきましては、いろいろ問題があります。現に、全日空が沖繩へのエアバスに近い飛行機の運航をすでに
○小平(忠)委員 昭和四十九年度の予算審議もいよいよ大詰めを迎えまして、私は、民社党を代表いたしまして、締めくくりの意味で若干の質問を行ないたいと思います。 日本を取り巻く内外の情勢は、きわめて重大な局面を迎えております。反面、いま国民の前に、国会の審議は審議としてやはり国民の眼に映ずるし、また心情として、非常に喜びと、また悲しみにむせぶような問題も惹起いたしております。すなわち、本日は午後四時、
○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま委員長から提案されました、証人、参考人喚問に関しましては、私は、石油連盟会長密田君以下十一名の企業代表を、証人として喚問することに賛成の意見を明らかにするものであります。 従来、国会における国政審議あるいは調査権という立場から、この種の問題に関しましては、通常参考人として出席を求めて足りることは、これは常識とされております。憲法で定めまする
○小平忠君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案をされました田中内閣不信任決議案に対し、賛成の討論を行なうものであります。(拍手) 田中内閣は、昨年七月、行き詰まった佐藤内閣のあとを受けて政権を担当されました。当時は、今太閤と言われ、庶民宰相として国民の人気を博しましたが、その後、時がたつに従い、その人気は下降し、各種世論調査の示すとおり、いまや国民は、田中内閣に対し深く絶望するに至っておるのであります
○小平(忠)委員 ありがとうございました。 最後に、もう一点大学問題につきまして。先ほど、私学振興予算の非常に低いことについて、スウェーデンの例をあげられて御指摘されましたことについては、まことに傾聴に値する御意見でございます。私は、先般本委員会で、大学紛争問題で、今日、わが国の教育制度、若者の教育について全国民が憂えておる真実を、特に国立大学の協会長である、当時の加藤東大学長にもおいでいただきまして
○小平(忠)委員 もう一点。年金問題についてきょうはたいへん参考になる資料を配付いただきまして、非常に勉強になるのでありますが、政府のいま示しておりまする年金の中身は、六十歳になりまして実際に収入があります場合は、それは対象となりませんから、ある意味では、若年停止あるいは収入差し引きというような、そういう形がとられておるわけですが、いま多くの国民の中には、一体政府は六十歳になると働くなということを奨励
○小平(忠)委員 丸尾先生に二、三点お伺いしたいと思います。時間の関係もありますので、簡単に要点をお伺いしたいと思います。 第一点は年金問題でありますが、政府は四十八年度予算は福祉優先の予算であると豪語しておるわけで、特にその中でも五万円年金につきましては、どういう角度から見ましてもわれわれは過大宣伝年金であって、実質五万円年金とは言いがたい、このように思うのでありますが、丸尾先生は社会福祉の専門家
○小平(忠)委員 そうすると、ことばをかえれば、四次防の後に五次防、六次防、そういう整備計画を持つ持たないは別として、逆にいえば、この防衛計画というものが、平時である限り、一昨日示した防衛庁の案のあのいわゆる限界よりも越えることはないと理解してよろしいのですか。
○小平(忠)委員 ですから、四次防が一応五年間に限られておるから、四次防が終わった後においての平和時における防衛力の限界を防衛庁が示したのであるから、それをはみ出る分については、新たな計画が考えられますかどうかということを伺っているのです。
○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、四十八年度の予算並びに関係いたしまする重要問題につきまして、総理並びに関係閣僚に若干の質問をいたしたいと思うのであります。 平和時における防衛力の限界につきまして、一昨日以来、各党の代表がそれぞれ総理並びに防衛庁長官を中心にただしておるのでありますが、この質疑を通じて国民は、何か政府の答弁がきわめてあいまいでありますから、不安と動揺を激化しておるような
○小平(忠)委員 次は、運輸大臣にお伺いします。 北陸トンネルの今朝の夜間における事故は、まことに残念なことでございます。すでに二十八名の犠牲、一時は報道では四十名という報道がされたのですが、二十八名の犠牲。しかし、いま病院に収容されて手当てをされている方にも、これから何人の犠牲が出るかわかりません。先ほど理事会をやっているときに資料をもらいました。この中を見ますと、また大臣の説明によりますと、火災発生直後
○小平(忠)委員 通産省として最善の努力をいたしておることは理解できるのです。私もあの発生直後、党を代表して現場にかけつけてお見舞いと、そして調査をいたしてきたのでありますが、ちょうどその際通産政務次官とも一緒になりまして、ともあれ人命救助が先決だ、いっときも早く救出しなさい、やりましょう、また政府も全力投球をしよう。それからすでにもう三昼夜たっておる。私は、ただいま総理大臣も御指摘されましたが、毎年毎年
○小平(忠)委員 このたびの突発的な三つの事故、事件に関しましては、まことに遺憾でございます。先ほど両大臣から御説明を受けたのでありますが、私は民社党を代表いたしまして、簡潔に若干の質問を申し上げますが、その前に、このたびのこの不慮の災害、突発的なこの事件、事故によりまして犠牲を受けられた方々に、心からなる御冥福と、そしてまたその被害者、遺家族に対しまして、心からなるお見舞いを申し上げる次第であります
○小平忠君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上相されました沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律案、沖繩の復帰に伴う関係法令の改廃に関する法律案、沖繩振興開発特別措置法案、及び沖繩における公用地等の暫定使用に関する法律案の四法案、並びに国家公務員法第十三条第五項および地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、人事院の地方の事務所設置に関し承認を求めるの件に対しまして、一括して反対の討論を簡潔
○小平(忠)委員 もとより民主的に、しかも時間をかけてきめるということは最善でありましょう。しかし政府がいま言うような考え方で、はたして、復帰の日をかりに来年四月一日ときめるならば、あとわずかの期間しかないのであります。しかも、すでに労働力の本土への流出がもう始まっております。他方、木上資本による土地の買いあさりなどが行なわれつつある現状です。そこで、労働力の本土への流出状況あるいは今後の見通し、まずこの
○小平(忠)委員 ただいま総務長官御指摘のように、わが国の行政面においてはきわめて重大ないわゆる仕事であります。私は、その中でも今国会に提案されただいま、審議に入っておりまする振興開発計画についてでありますが、まず最初に総務長官にお伺いいたします。 沖繩の復帰をあと数九月に控えておるのでありまするが、しかし政府の振興開発計画が確定していないことはまことに遺憾であると私は思うのであります。 今回上程
○小平(忠)委員 総理大臣がまだお見えでないようでありますが、時間の都合もありますので、委員長宣告のように質問をいたしたいと思います。総理がお見えになりましたら、直ちに総理を中心に質問をいたしたい事項に切りかえたいと思います。 そこで、長期にわたってたいへん御苦労されてきました山中総務長官にお尋ねいたします。 沖繩の本土復帰に伴いまするわが国の多くの法律のいわゆる改廃を必要といたしておりますが、
○小平(忠)委員 今次北海道の冷害の現状にかんがみまして、豆類の被害もきわめて甚大でありますが、雑豆はいかがでございますか。
○小平(忠)委員 農林大臣に端的にお伺いをいたしたいと思います。 先般の日米貿易経済委員会におきましては、わが国の農畜産物の自由化という線については、あなたが出かける前に、われわれ農林水産委員会の理事並びに代表が大臣にお目にかかって、わが国の農業が置かれている立場から、絶対に自由化を拡大することはまかりならぬ、大いにがんばってきてもらいたいというこの要請にもこたえられまして、大臣はたいへんな御努力
○小平(忠)委員 先般の衆議院沖繩派遣議員団を代表して、私から沖繩の復帰対策の樹立に資するための視察の概要を申し上げます。 当派遣議員団は、当委員会の委員長池田清志君を団長として、当委員会の理事安井吉典君、宇田國榮君、鯨岡兵輔君、山田久就君、大村襄治君、豊永光君、中川嘉美君及び私の九名で構成され、現地より沖繩選出議員安里積千代君、瀬長亀次郎君、國場幸昌君、西銘順治君及び上原康助君の参加を得て、三月六日
○小平(忠)委員 総理はただいまの御答弁で、相互理解、さらに不自然な関係とは、隣同士のつき合いがされてないということ、私はまことにそのとおりだと思うのであります。しからば一歩進めまして、政府のいう日中関係の改善、さらに国交の正常化ということは、具体的にいってどのようにお考えでございますか。
○小平(忠)委員 総理はただいま、日中問題解決の方向として最も重要なことは相互理解だとおっしゃいました。まことにきわめて重要な点でありますが、しかし同時に従来本院あるいは対外的にときおり表現される字句の中で、私は非常に懸念をしている点があります。それはただいまの相互理解というその考え方のほかに、現在の日中関係について不自然な状態ということをときおり口にされるのでありますが、総理はこのいわゆる政府のいう
○小平(忠)委員 私は、昭和四十六年度予算審議の本院における最終段階を迎えるにあたりまして、民社党を代表いたしまして、予算に最も関係のある数点について、佐藤総理はじめ関係閣僚に若干の質問を行ないたいと思います。 まず第一は、日中問題であります。日中問題は、昨年六月、日米安保条約の自動延長後、わが国にとりましては、当面、最も重要な外交課題であります。日本の対中国政策は、全アジア人はもちろん、全世界の
○小平(忠)委員 第二の問題は、十二日の政令改正前にいままで本件に該当するいわゆる国有農地の売り戻しを行なってきたその中身と、今回の改正によって行なうその中身とのいわゆる不平等、その差をどうするかということです。どう処置されますか。
○小平(忠)委員 農林大臣は、結局買収当時の価格で今回売り戻すというように解釈されておるから、やはり去る十二日の閣議で施行令十六条の改正、すなわち政令改正の際も、ただいまも斎藤委員の質問に答えて、どうもあと味が悪い、いまも悪い、何とかしなければならぬ、こう考えておられるようでありますけれども、これは非常に重要な問題で、そのように考えるのであるならば、政府がこの時限で最高裁の判決があったから直ちにその
○小平(忠)委員 時間がありませんので、端的に農林大臣にお伺いいたします。 農林大臣は、去る一月二十日の最高裁の判決の内容は、国有農地のいわゆる売り戻し価格ですね、これを買収当時の価格で売り戻すというように最高裁の判決がなされたと解釈されておられるのか。それとも、過日法務委員会で最高裁の事務当局が、最高裁の判決はその価格には触れておりませんということを国会で言明しているのでありますが、大臣はどのようにこの